薄板
一枚でもパックでも、薄板を優しく安全に扱うには、高い精度でコントロールできるマグネットの深い磁場が必要です。
その結果、リフティングフォースが材料に広範囲で正確に浸透し、薄板の品質を損なうへこみや端部の変形が防がれます。そして必要な量を効率的に選択し、安全に移動させることができます。
用途
トルーニンガーは、鋼材倉庫での保管およびオーダーピッキングに特化したオーダーメイドの磁気リフティングシステムを製造しています。また、倉庫や工場内の以下のようなプロセスに対する技術的なソリューションも提供しています。
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シートパックの輸送
迅速で優しいハンドリング
よく設計されたマグネットは、広い接触面積に分散されたきめ細かいリフティング力を提供します。一方では、シートの品質を損なう圧力マークやエッジの損傷を防ぎます。一方では、部分的な量を効率的に選択し、安全に取り扱うことができます。
もちろん、このマグネット・システムは、1枚シートだけでなく、シート・パックの搬送にも使用できます。パックは、シートのバラ積みと比べ、リフト1回あたりの取扱量が格段に多くなります。
図1:シートパックのハンドリング、可動マグネットと旋回 装置。
シートパックを安全に搬送するには、磁場を深くパックに浸透させる必要があります。トルニンガーは、この目的のために設計されたマグネットを取り付けたシートパック専用のマグネットシステムを提供しています。ただし、磁場がパックの一番下のシートまで浸透しない場合もあります。一部のシートはストラップによって機械的に運ばれます。
重要:高い適応性!
マテリアルハンドリングの手順では、マグネットシステムが材料と材料の流れに高度に適応する必要があります。
たわみを最小限に抑え、マグネット間の荷重配分を最適化するためには、マグネット間の距離をシートの長さに合わせることが不可欠です。こうすることで初めて、材料の安全な搬送が保証されます。
マグネットビームを回転させることで、パックをローリー、機械、倉庫のスタックに整列させることができます。
シートパック用マグネットシステム
シートメタル工程でマグネットシステムを使用する利点
利点
| お客様のメリット
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図2:深い磁場浸透を持つ磁石を使用したシートパックの搬送。
TRUNINGERの設計の特徴
トルニンガーは、あらゆるサイズのシートパックを取り扱うためのリフティングマグネットシステムを設計・製造しています。
- 多目的スプレッダービームとカスタマイズされたマグネット設計が、トルニンガーのマグネットシステムの主な特徴です。
- マグネットビームは、関連する材料の長さに適応します。使用されるビームは、可動式マグネットグループ付き固定ビーム(図1参照)、コンパクトなアクティブテレスコープ(図2参照)、軽量パッシブテレスコープ(図3参照)の3種類です。
- 異なる材料長に合わせてマグネットをモーターで動かすことができます。これにより、荷重のたわみを最小限に抑え、安全な搬送を保証します。
- 荷重旋回装置により、パックを材料フロープロセスに合わせることができます(図1参照)。
- トルニンガーのマグネットシステムでは、吊り上げ力を微調整できるため、薄い鋼板でも分離できます。
図3:パッシブテレスコープを使用してリフトされる鋼板パック。